てんぷら油エネルギー(VDF)とは
V (Vegetable)
D (Diesel)
F (Fuel)
ベジタブル・ディーゼル・フューエルはTOKYO油田リサイクル工場が独自に開発した植物油の軽油代替燃料です。
VDFは廃食油から作られます
廃食油の原料である食用油は、元々は大地が育んだ菜種や大豆です。
VDFは地球に緑がある限り無限に生産することが出来るサスティナブル(持続可能)なエネルギーなのです。さらには、化石燃料を地中から掘り起こすことを抑制するカーボンニュートラル効果もあります。
メリット
(1) これからのリサイクル燃料
原料は廃食油。これまで捨てられていた廃食油を再利用する資源循環型の新
燃料です。化石燃料と異なり、植物油だからこそ持続可能な地球にやさしい
エネルギーです。
(2) 硫黄酸化物が発生しない
植物油から作られるため、酸性雨の原因となる硫黄酸化物は発生しません。
(3) 黒煙が1/2以下
呼吸器障害の原因となる黒煙が軽油の1/2以下
(<財>日本自動車輸送技術協会調べ)
(4) 軽油と変わらぬ燃費と価格
走行性・燃費・価格、どれをとっても軽油と比べて遜色はありません。
(5) 信頼できる安全性
VDFの引火点は185℃、軽油は約50℃。保管しておく上でも安全です。
(東京都立工業技術センター調べ)
(6) 車の改造一切不要
すべてのディーゼル車に使用できます。
てんぷら油で車が走ります
今までゴミになっていた廃食油が生まれ変わって車を動かす燃料になります。
100リットルの廃食油から95リットルものVDFができるのです。
しかも大気汚染の原因となる硫黄酸化物はゼロ、呼吸器官障害の原因といわれる黒煙は軽油の半分以下と地球にやさしいクリーンなエネルギーです。
こんなところでVDFを使用しています
Thanks Nature Bus
天ぷら油のリサイクル燃料で自由が丘の街を走るコミュニティバス。
東京自由が丘駅と目黒通り周辺のお店や施設を結ぶ送迎バスです。
2014年5月には乗車延べ人数が100万人を突破しました。
リボーン 天ぷら油リサイクルバス
循環型社会をつなげる天ぷら油バス。
天ぷら油バスに乗りたいツアーをしたい方、ご用命はこちら
http://reborn-japan.com/infomation/6434
NPO、NGOの活動、学校や自治体の環境学習、企業のCSRにお役立てください。
※ 有限会社 リボーン <エコツーリズム・ネットワーク>
サンクスネイチャーバス
http://www.thanksnaturebus.org/
回収用トラック
もちろん、私たちが廃食油の回収に使用しているトラックも100%VDFを使用しています。
農家でもVDFが使用されています
トラクターなど農業用機具の燃料としてVDFを使用し、循環型社会作りを実践している生産者の方々です。
☆ 富谷 亜喜博 さん (千葉県山武町)
☆ 金子 美登 さん (埼玉県小川町)
てんぷら油で発電ができます
アースディ東京・ロハスフェスタ・フジロックフェスティバル・目黒川みんなのイルミネーション等、多くのイベントでVDF発電が導入されています。
イベントにおけるVDF発電のメリット
ECO
☆イベントないで来場者から使用済み食用油を回収することで、循環型でエコなイベント運営ができます。
☆1リットルあたり2.64kgの二酸化炭素を削減できます。
VDFは二酸化炭素を吸収して成長する植物を原料としている燃料のため、二酸化炭素排出量は「ゼロ」とカウントされ、地球温暖化を防ぐ一助となります。
安心
喘息などの呼吸器障害の原因と言われる黒煙の排出量は軽油の半分。小さなお子様でも安心して来場いただけるイベントになります。
安全
☆ 発火する恐れがなく、イベント中も安全に保管できます。
プラント紹介
VDF(Vegetable Diesel Fuel),
BDF(BIO Diesel Fuel)
はどちらも染谷商店の登録商標です。
特にVDFは、植物(由来)のディーゼル燃料という意味を込めて、私たちが作り上げた造語なのです。
VDFは触媒や反応時間など、研究に研究を重ね、1993年に染谷商店が初めて実用に成功しました。
TOKYO油田グループは現在でも休むことなく研究を続け、プラントの改良や新技術の開発・導入を進めています。
染谷商店グループ http://www.vdf.co.jp/index.html
株式会社BDF http://bdf.sakura.ne.jp/bdf.html